宇良 “必殺”の足取りで3連勝!

スポーツ報知
徳田(左)を足取りで下した宇良

◆大相撲九州場所6日目(16日、福岡国際センター)

 右膝前十字靱帯損傷の大けがから復帰2場所目となる東三段目33枚目・宇良(26)が、必殺の足取りで西34枚目・徳田(18)=武蔵川=を破って3連勝を飾った。

 “技のコンビニエンスストア”が本領を発揮した。立ち合い、低く潜ると、徳田の右足を持って土俵の外に放り投げた。プロの世界に飛び込んで足取りは6度目。昨年の名古屋場所5日目では当時、前頭2枚目だった栃ノ心(春日野)を必殺技で沈めたことも。「自分の相撲が取れて良かったです。足取り? まあ、勝ったので良かったです」と涼しい顔だ。

 得意技を繰り出しても気を緩める様子はない。「まだ試行錯誤ですよ。プロに入ってからずっと試行錯誤を繰り返しています。それは今に限ったことではない。これって決められたらいいですけど、自分はそういうタイプでもないし。(相撲を)辞めるまで試行錯誤ではないですか」

 ただ、右膝の状態に関しては「状態は話したくないし、話せないです」と慎重だった。

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