冷静すぎる22歳・貴景勝が6連勝。単独トップも「相撲は6日で終わりじゃない」

スポーツ報知
魁聖(右)を突き落としで破った貴景勝(カメラ・朝田 秀司)

◆大相撲九州場所 6日目(16日・福岡国際センター)

 東小結・貴景勝(22)=千賀ノ浦=が、西小結・魁聖(31)=友綱=を突き落としで破り初日から無傷の6連勝。全勝で並んでいた東前頭2枚目・栃煌山(31)=春日野=が同3枚目・錦木(28)=伊勢ノ海=に敗れたため、6日目で単独トップに立った。

 立ち合いで当たると左からおっつけて魁聖のバランスを崩し、最後は“フック”のように強烈な左からの突き落としで207キロの巨漢を土俵に倒した。

 勝っても声を弾ませることもなく、淡々と言葉を発する22歳。3横綱が休場する波乱の場所で、6日目に単独トップに立っても「相撲は6日で終わりじゃない。まだ倍以上ある。まったく関係ない。何も考える必要はなく、とにかく自分のやるべきことを出し切る」。土俵でも感情を表すことはないが「気持ちで負けないと思っても、メンチを切る必要はない」と冷静すぎるコメントを並べた。

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