豊ノ島、3敗目で「今日は験治しの洗髪」

スポーツ報知
豊ノ島(右)を押し出しで破った友風

◆大相撲九州場所 8日目(18日、福岡国際センター)

 左アキレス腱(けん)断裂などのケガから13場所ぶりに関取に復帰した東十両13枚目・豊ノ島(35)=時津風=が、今場所新十両の友風(23)=尾車=に押し出しで敗れ3敗目を喫した。立ち合いから左をおっつけられ上体が浮いたところを押し出された。「安易に立ちすぎた。左のおっつけを嫌がったので、そこでしょうね」と反省で振り返った。

 中日を折り返し、35歳のベテランも少しづつ疲労も感じている様子。それでも「人生で初めてというくらい楽しめている」と、2年ぶりの関取としての土俵に充実感を感じている。豊ノ島の“楽しむ”の境地は「横綱の猫だまし」。「あの緊張間でよくあんなこと出来るな、自分だったらやろうとも思わない」と、15年九州場所で横綱・白鵬(33)=宮城野=が見せた秘技に感心する。

 今場所、負けた後は験治しのため「3時のラーメン」を食べていたがこの日は控えるという。その代わりに「頭洗って、ケアを長めにします」とリフレッシュする予定だ。「今は、一番一番」と後半戦に向け気持ちを切り替えていた。 

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