モーリー・ロバートソン氏、貴ノ岩の暴行に「暴力の連鎖しかみえない。そこに美学とかしつけとか礼儀は関係ない」

スポーツ報知
貴ノ岩

 6日放送の日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜・前8時)では、大相撲の幕内・貴ノ岩(28)=千賀ノ浦=が冬巡業中の4日夜に福岡県内で付け人に対して暴行を加えていたことを特集した。

 貴ノ岩は昨年10月、元横綱・日馬富士関から暴行を受けた被害者だが、一転、加害者になった。

 MCの加藤浩次(49)は、関取の付け人への暴力が「普通に今でもあること?」とゲスト出演した元関脇の貴闘力忠茂氏(51)に質問。同氏は自身の現役時代は「当時はほとんど当たり前のような形」と答え、「今はどうなんですか」と重ねて聞かれると、「今は、なしにしようと思っても外傷がなかったら、言えないじゃないですか」と答えたが、加藤は、こうした暴力が「日々、あるから、忘れ物した、それで言い訳したって言い訳するなって殴ってしまうっていうことの助走があると思う」と話した。

 付け人への暴力について、コメンテーターでジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏(55)は「恣意的に立場が強い人が立場が圧倒的に弱い人を好き勝手に腹いせに暴力をふるっているっていう純粋な暴力の連鎖にしかみえない。そこに美学とかしつけとか礼儀は関係ないんじゃないですか」と指摘していた。

 今回の問題で日本相撲協会は5日に巡業先の福岡から本人を帰京させて事情聴取。平手と拳で4、5発殴打した事実を認めて謝罪したと発表した。付け人から被害届は出されていない。協会からは当面の部屋での謹慎処分を言い渡されたが、今後の厳罰は避けられない状況だ。

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