日本相撲協会、暴力に対する規定と処分を発表 番付に応じて処分が重く

スポーツ報知
八角理事長

 日本相撲協会は19日、東京・両国国技館で会見を開き、この日行われた理事会で決まった「暴力禁止規定」などを発表した。八角理事長(元横綱・北勝海)、尾車親方(元大関・琴風)、鏡山危機管理部長(元関脇・多賀竜)が出席。関取が付け人に暴力をふるった場合などの処分基準が明確になった。

 「力士の暴力に対する処分基準」では、番付に応じて処分が重くなる。横綱が暴力をふるった場合「引退勧告以上の懲戒処分」、関取は「出場停止などの懲戒処分」、幕下以下力士では「事案の内容、程度、番付などにより出場停止のほか、けん責または注意処分」とした。番付に応じて処分が重くなることについて鏡山部長は「横綱は見本になる。社会的責任も大きい」と説明した。

 今月5日に付け人への暴行が発覚し、7日に現役引退を表明した元千賀ノ浦部屋の元幕内・貴ノ岩(アディヤ・バーサンドルジ氏)(28)の元師匠・千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)は「迷惑をかけた」と謝罪。監督責任を問われ、けんせき処分を受けた。

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