錦木、横綱初挑戦で初金星! 鶴竜に「恩返し」

スポーツ報知
鶴竜(右)を寄り切った錦木

◆大相撲初場所3日目(15日、両国国技館)

 東前頭2枚目・錦木(28)=伊勢ノ海=が、鶴竜(33)=井筒=を寄り切り、横綱初挑戦で初金星を挙げた。初日の大関・豪栄道(32)=境川=、2日目の同・栃ノ心(31)=春日野=に続き横綱、大関陣を3連破で上位キラーとなってきた。

 初の結びとなった錦木は、左四つから一気に前へ。土俵際で鶴竜が体を左に開いて上手投げを打ち、鶴竜の体が飛んだのが先か、錦木の右足が出たのが先かで物言いがついたが、軍配通りに錦木の白星。「負けてもしようがないと思って出た。取り直しかとも思いましたが、勝ってうれしい」。支度部屋に戻って来ると満面の笑みを浮かべた。

 鶴竜とは同じ時津風一門ということもあり、十両時代から稽古をつけてもらっていた。今場所は横綱土俵入りで太刀持ちも務めている。この日は、対戦するため、土俵入りは行わなかったが、「うれしいです。ある意味恩返しになった。お世話になった方なので」と声を弾ませた。

 4日目は進退問題を抱える横綱・稀勢の里(32)=田子ノ浦=戦。「自分も調子はいいのでチャンスはあると思います」。横綱連破と4連勝に向け、トレードマークとなっている黒縁眼鏡の奥の目を光らせた。

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