納谷が2敗目、異例の取材拒否

スポーツ報知
2敗目を喫した納谷。祖父・幸喜さん(大鵬)の命日に白星を飾れなかった

◆大相撲初場所7日目(19日、両国国技館)

 昭和の大横綱・大鵬(故人)の孫、西幕下60枚目・納谷(18)=大嶽=が東三段目枚目・寺尾(32)=錣山=に寄り切られ2勝2敗となった。

 珍しい光景だった。勝っても負けても丁寧に取材を受ける納谷が報道陣の前を素通り。「きょうは言うことはないです」という言葉を残して西支度部屋に入っていった。フワリとした立ち合いで寺尾に左前まわしと取られ、そのまま寄り切られた。年上とはいえ格下の三段目の力士に何も出来ずに負けた悔しさが大きな背中から見えた。

 負けられない理由がもう一つ。この日は祖父・大鵬の6回目の命日だった。大事な日での黒星に自分に対する怒りがこみ上げたのだろう。巻き返しが期待される。

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