白鵬、7連勝で早くも単独トップ 大鵬さんの命日は全勝

スポーツ報知
松鳳山(左)を叩き込みで下す白鵬

◆大相撲初場所7日目(19日、両国国技館)

 横綱・白鵬(宮城野)が、西前頭3枚目・松鳳山(二所ノ関)をはたき込みで下し無傷の7連勝。6連勝で並んでいた同6枚目・阿武咲(阿武松)に土が付いたため、7日目で早くも単独トップに立った。

 過去14戦全勝と得意の松鳳山戦、白鵬は立ち合いで踏み込んで相手の動きを良く見ながらはたき込んだ。支度部屋ではペットボトルの水をおいしそうに飲み「うまい。日本酒かな、焼酎かな」と上機嫌だったが、単独トップについては「まだ1週間ありますから。引っ張ってはいきたい」と気を緩めることはなかった。

 この日は2013年に亡くなった昭和の大横綱・大鵬さんの命日だった。日本の“父”と慕った大鵬さんの命日は、休場により不戦敗となった昨年以外はすべて白星。「今年も(墓前に)手を合わせに行かないといけないね」と静かに語った。

 右膝、右足首を手術して昨年11月の九州場所は休んだが、しっかりと初場所に合わせてくるのはさすがのひと言。復活をアピールする42回目の優勝へ「一番一番だね」と集中力を高めていく。

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