竜電5敗…勝ち越し遠のく 立ち合い互角も隠岐の海に投げられる

スポーツ報知
竜電(右)は上手投げで隠岐の海に敗れた

◆大相撲初場所 7日目(19日・両国国技館)

 東前頭7枚目・竜電(28)=高田川、甲府市出身=は、西同4枚目・隠岐の海(33)=八角=の上手投げで敗れて2勝5敗。今年の目標として掲げた三役昇進を果たすためには、今場所を勝ち越して終えたいところだが、中日を前にして黒星3つ先行と追い込まれてきた。

 竜電は得意の左四つにはなりかけたが、相撲巧者だったのは隠岐の海の方だ。ねじ込んだ左下手は浅く取られた右上手で殺され、もろくも崩されてしまった。

 関脇経験がある隠岐の海とは、けんか四つ。対戦成績はこれまで2勝2敗だったとあって、三役昇進を目指す竜電としては試金石となる一番だった。立ち合いの当たりはほぼ互角だったものの、竜電の脇はやや甘かった。浅いもろ差しを許し、あわてて巻き返して左を差しに行った時には、すでに相手の術にはまっていた。

 今年の目標には、迷わず「三役」と言い切っていた竜電。県勢としては1972年秋場所の富士桜(元関脇)以来47年ぶりの快挙へ向け、中日からの巻き返しを狙う。

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