白鵬１０連勝　独走態勢突入も「一番、一番。千秋楽まで取り切る」

◆大相撲初場所１０日目（２２日、両国国技館）

　横綱・白鵬（３３）＝宮城野＝が、西前頭４枚目・隠岐の海（３３）＝八角＝を寄り切り無傷の１０連勝を飾った。首位をキープし、１敗力士も消えたため４２回目の優勝へ独走モードに突入した。

　立ち合いで素早く左前まわしを取ると、右を差して前へ。最後はもろ差しの体勢で、土俵際もしっかりと腰を下ろして盤石の寄り切り。右膝、右足首を手術して昨年１１月の九州場所を全休した。休場明けの今場所は復活をアピールするどころか、賜杯がグッと近づき、いつ優勝するかという状況になってきたが「千秋楽まで取り切るという思い。一番、一番ですから」と、数々の修羅場をくぐってきただけに気負いもない。淡々と残り５日間の土俵に立つ。