白鵬、豪風に敬意「体が小さいハンデを稽古でコツコツと」

スポーツ報知
記者に囲まれ国技館を後にする白鵬

◆大相撲初場所10日目(22日、両国国技館)

 横綱・白鵬(33)=宮城野=が、引退した元関脇・豪風(39)=尾車=をねぎらった。豪風とは食事に行くこともあるなど交流を続けてきた。豪風の幕内出場1257回は史上8位、幕内在位86場所は史上10位で、ともに学生相撲出身でトップ。172センチの体で2002年夏場所の初土俵から約17年、戦ってきた豪風について「プロである以上、体とか関係ないけど、大きい方が多少有利になる。豪風関は体が小さいハンデがある中で関取の座を長年守ってきたのは、普段の稽古をしっかり、コツコツとやってきたから」と敬意を表した。

 今場所は32歳の横綱・稀勢の里、39歳の豪風と同じ30代の力士が2人、土俵を去った。「さみしいですね」と何とも言えない表情を浮かべた白鵬だが、自身はこの日、無傷の10連勝を飾るなど42回目の優勝も視野に入ってきた。「千秋楽まで取り切るんだという思い」。頂点に立つ横綱として角界をリードしていく。

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