遠藤、玉鷲に敗れ三賞逃す…報道陣の質問に無言

スポーツ報知
玉鷲(右)の突き落としにバッタリと倒れた遠藤

◆大相撲初場所 千秋楽 ○玉鷲(突き落とし)遠藤●(27日・両国国技館)

 富山市出身で富山商高OBの西前頭8枚目・朝乃山(24)=高砂=が、V字回復勝ち越しを決めた。同11枚目・勢(32)=伊勢ノ海=を上手投げで下し8勝7敗。5連敗スタートだったが、粘りを見せ3場所ぶりに給金を直した。石川・穴水町出身の西前頭9枚目・遠藤(28)=追手風=は、優勝した西関脇・玉鷲(34)=片男波=に突き落とされ10勝5敗。石川・七尾市出身の東前頭12枚目・輝(24)=高田川=は6勝9敗、金沢市出身の東十両8枚目・炎鵬(24)=宮城野=は9勝6敗だった。

 遠藤は玉鷲に敗れ、目の前で優勝を決められた。

 立ち合いは踏み込んで前に出たが、相手にタイミング良く体を開かれ、土俵にバッタリ。敗北の支度部屋では、じっと目を閉じたままで報道陣の質問には終始、無言だった。11勝目には届かず。取組前に開かれた三賞選考委員会では条件付きで殊勲賞候補に挙がったが、過半数に票が届かず、昨年の春場所(技能賞)以来の三賞はならなかった。

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