元稀勢の里、荒磯親方が若い衆の指導スタート

スポーツ報知
白まわし姿で田子ノ浦部屋での指導をスタートさせた荒磯親方(手前左)。木札も横綱・稀勢の里から年寄・荒磯に変わっていた

 1月の大相撲初場所中に現役を引退した荒磯親方(元横綱・稀勢の里)が4日、東京・江戸川区の田子ノ浦部屋で指導者としての第一歩を踏み出した。

 部屋の稽古再開日に、新調したという白まわしを締め、若い衆の前に立った。序ノ口力士の不慣れなぶつかり稽古には「何度もやれば形になるから」と温かい目で見守った。

 弟弟子の大関・高安に胸を出すことはなかったが、充実した約2時間を過ごした。「みんな強くなってもらいたい。(強くなるのは)自分次第。少しでもやる気が出るように後押ししたい。各力士が(番付を)ひとつずつ上げて、(自分にとっても)将来的にもいい勉強をさせてもらいたい」と指導者デビューを振り返った。

 朝稽古後は、両国国技館で行われた全協会員対象の研修会に親方として参加した。

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