関取衆にパワハラ研修「暴力では人の心は変わらない」

　日本相撲協会は５日、東京・両国国技館で、関取衆を対象とした暴力問題の根絶を目指す研修会を行った。「暴力やハラスメントのない相撲界を目指して」のテーマのもと、日本スポーツ法学会理事の棚村政行氏が約１時間、講話。棚村氏自身の受けた体罰などを事例に挙げ、「暴力では人の心は変わらない」など、暴力に頼らない意識を高める話を行った。

　力士会会長の横綱・鶴竜（３３）＝井筒＝は「関取衆も、これだけ言われている事だからもう分かると思う。若い衆にも意識してほしい」と訴えた。