春場所新入幕確実の友風、多忙な2月に笑顔も採血は苦手…

スポーツ報知
苦手の採血に顔をしかめる友風

 大相撲春場所(3月10日初日・エディオンアリーナ大阪)での新入幕が確実となっている十両・友風(24)=尾車=が6日、東京・両国国技館で定期健康診断を受診した。鍛え上げられた極太の左腕からの採血は2度目でやっと成功。「小さい頃からから注射は苦手です」と、土俵上では決して見せない険しい表情だった。

 1月の初場所は東十両4枚目で10勝を挙げた。昨年11月の九州場所では、15年名古屋の関脇・御嶽海(出羽海)以来となる新十両Vを果たした。十両をわずか2場所で通過する見込みという快進撃に、2月はイベントに引っ張りだこ。3日の節分も地元・川崎大師の豆まきなど3か所をはしごした。相撲ファンの人気も急上昇中で「暇より、忙しい方がうれしいですからね。ありがたいことです」と、この日も母校・日体大からのオファーを受け、卒業後初めて後輩らに稽古をつけるため、最後は笑顔で国技館を後にした。

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