相撲協会、鳴戸部屋暴行力士の引退届受理 鳴戸親方「二度としないように改善したい」

スポーツ報知
鳴戸親方

 大相撲鳴戸部屋の三段目力士が未成年の弟弟子に柔道の絞め技をかけるなど暴力を繰り返していた問題で、日本相撲協会は8日、師匠・鳴戸親方(元大関・琴欧洲)が提出した加害力士の引退届を受理。監督責任として同親方は3か月10%の報酬減額、三段目力士に指示されて絞め技をかけていた別の弟弟子は注意処分とし、新たに暴力関与を命じられていたことが報告された未成年力士は指導処分とした。

 昨年12月に協会が明示していた処分基準は、幕下以下の場合は出場停止が最も重かった。だが、4日のコンプライアンス委員会が危険で悪質な絞め技だったと判断し、「引退勧告相当」との意見を八角理事長(元横綱・北勝海)に答申した。協会によると、鳴戸親方は同委員会で「二度としないように改善したい」と弁明し、2人目のマネジャー雇い入れなどの再発防止策を示した。今後は定期的に報告書提出も義務づけられる。

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