貴景勝に新化粧まわし「男として正々堂々戦う」

　大相撲春場所（３月１０日初日・エディオンアリーナ大阪）で大関取りに挑む関脇・貴景勝（２２）＝千賀ノ浦＝が２１日、都内で三井物産と赤穂化成から「赤穂の天塩」の新化粧まわしを贈呈された。

　両社が製塩に関わった、まき塩が春場所で提供される予定であることや、赤穂化成が貴景勝の出身地と同じ兵庫県を拠点にしている縁などがあって実現した。

　贈呈式の壇上で貴景勝は「塩についてもう一回、勉強した。（戦国武将の）上杉謙信の『敵に塩（を送る）』という言葉がある。敵であろうが、男として正々堂々と戦う。塩の力も借りて３月場所でいい成績を残したい」と熱弁。しこ名の貴景勝は、謙信の家督を継いだ上杉景勝が由来ということもあり、気合が入った。

　新化粧まわしの基調となる銀色は「内なる力を発揮する色」として採用されたことを聞くと、「内なる、というのは精神面。ますます強くならないといけない」と締めた。

　春場所の新番付は２５日に発表される。