土俵での験担ぎのヒゲは禁止

スポーツ報知
06年10月、巡業中にヒゲを生やして現れた当時小結の黒海。この時は親方から注意され、そり落とした

 日本相撲協会の尾車事業部長(元大関・琴風)が26日、エディオンアリーナ大阪で行われた力士会で、力士(競技者)規定の改定を説明、過度の験担ぎによる髭(ひげ)などを禁止すると通達した。

 今月8日の理事会で承認されたもので規定の第2条に「力士は、身体を清潔に保たなければならない。また、伸びた爪、刺青、過度な験担ぎなどは禁止である」と具体例を初めて明記した。

 また、サポーターに関しても、肌色に統一してほしいと通達した。2016年の名古屋場所では当時の横綱・日馬富士が右肘に黒サポーターを付けて土俵に上がり、取組後に二所ノ関審判部長(元大関・若嶋津)から注意を受けた。

 力士規定には負傷者に包帯やサポーターの着用を認めており、慣例では白系統が望ましいとなっていた。尾車部長は「お客さんが見苦しい気持ちにならなように。土俵という晴れ舞台に上がるのだから、(お客さんが)見ていて気持ちいい気分になってほしい」と話していた。

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