貴景勝、地元市長から「芦屋の宝!」とエール

スポーツ報知
山中健芦屋市長から激励を受ける貴景勝

 大相撲の春場所(10日初日・エディオンアリーナ大阪)で大関取りに挑む東関脇・貴景勝(22)=千賀ノ浦=が2日、大阪・勝山高で朝稽古を行った。この日の稽古には地元の兵庫・芦屋市から、山中健市長が激励のため訪問。「大関が目の前にある。芦屋市民はみんな願っています」とエールを受けると、大関昇進を祈念する特大ケーキも贈られた。

 新大関誕生に向け、地元の期待は日に日に高まっている。山中市長は貴景勝について「芦屋の宝ですね」とコメント。18年九州場所で初優勝した際には、市内に優勝を祝福する横断幕が設置された。春場所で新大関が決まれば、市からの表彰も検討しているという。「綱を張っていけるような関取になってほしい」と期待を込めた。

 声援を受ける貴景勝はこの日も、出稽古に来た逸ノ城(25)=湊=ら関取衆と、申し合い稽古を行った。相撲を取る稽古を再開してから最多の19番。「バテバテ」と連日の申し合いに疲労を感じながらも「今はスタミナをつける稽古。内容は普通です」と充実の表情だった。来週には二所ノ関一門の連合稽古も予定されているが「基礎をもう一度、しっかり作り直して」と足元を見つめていた。

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