【平成の横綱名勝負】貴乃花、鬼の形相!小泉首相「痛みに耐えてよく頑張った。感動した!」

スポーツ報知
貴乃花優勝を報じる01年5月28日にスポーツ報知

◆平成13年夏場所 千秋楽決定戦 ○貴乃花(上手投げ)武蔵丸●(01年5月27日)

 右膝を亜脱臼しながら強行出場した貴乃花が武蔵丸との横綱決戦を制し、結果的に現役最後となる22回目の賜杯を抱いた。全治2か月の右膝で踏ん張り右四つで組み止めると、全身全霊の上手投げ。「出て(力士生命が)ダメになるなら、そうなったっていいと思った」。勝利の瞬間に見せた鬼の形相は、相撲史に残る名場面となった。

 表彰式では小泉純一郎首相が声を張り上げた。「痛みに耐えてよく頑張った。感動した! おめでとう!」。ファンの気持ちを代弁するアドリブの賛辞に、国技館は興奮と感動に包まれた。

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