貴景勝、遠藤を突き出しで下し、2横綱3大関と当たる後半戦へ弾み

スポーツ報知
遠藤(左)を突き出しで下した貴景勝

◆大相撲春場所8日目 ○貴景勝(突き出し)遠藤● (17日・エディオンアリーナ大阪)

 大関昇進へ2ケタ白星が“ノルマ”の関脇・貴景勝(22)=千賀ノ浦=が、幕内・遠藤(28)=追手風=を突き出して3連勝で中日に6勝目。2横綱、3大関と当たる後半戦へ弾みをつけた。横綱・白鵬(34)=宮城野=は自身の持つ最多記録を更新する47度目のストレート給金で賜杯争いの単独トップに立った。1敗で横綱・鶴竜ら5人が追う。

 大関取りの貴景勝が3連勝で中日を終えた。頭から当たって遠藤を下げると、反撃の余地を与えず突き出し。圧巻の6勝目にも「向こうの調子もあるし、たまたま。もう終わったので明日の準備をしていきます」とすぐに切り替えた。昇進を預かる阿武松審判部長(元関脇・益荒雄)は「いいんじゃないですか。迷いがない。安定しているし、重圧の中で一番一番相撲を取れている。後半も楽しみ」と高評価した。

 2横綱、3大関との取組が控える後半戦。昇進目安の10勝以上には7番で4勝が必要で、最低でも上位陣2人を破らなければならない。「去年はけがで休場した。相撲を取っていることに感謝しながらやっていきたい」と力を込めた。

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