【平成の横綱名勝負】稀勢の里が“無敵”白鵬止めた

スポーツ報知
2010年大相撲九州場所2日目(11月15日)、白鵬は稀勢の里に寄り切りで敗れ連勝記録が止まった

 ◆平成22年(10年)11月15日九州(2日目)     ○稀勢の里(寄り切り)白鵬●

 双葉山の69連勝まであと6勝に迫っていた横綱・白鵬がついに負けた。東前頭筆頭・稀勢の里に寄り切られて連勝は63でストップした。297日ぶりの黒星は、らしくない内容だった。右で稀勢の里の顔を張って、もろ差し狙い。だが、相手にはたかれ体勢が崩れた。支度部屋では「これが負けか…」とつぶやいた。

 「もう一つ(白星を)伸ばしてやろうと思ったところにスキがあった」と回想。尊敬する双葉山には届かなかったが、江戸時代の横綱・谷風と並ぶ63連勝は戦後最多記録。“伝説”への挑戦が平成の土俵を盛り上げた。

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