【平成の横綱名勝負】稀勢の里、奇跡の逆転V

スポーツ報知
大相撲春場所千秋楽、優勝決定戦で照ノ富士(左)を小手投げで下し、逆転優勝を決める稀勢の里(カメラ・酒井 悠一)= 2017年3月26日撮影=

◆平成29年(17年)3月26日春(千秋楽優勝決定戦) 稀勢の里(小手投げ)照ノ富士

 19年ぶりに誕生した日本出身横綱が、奇跡の逆転Vでファンの涙を誘った。稀勢の里は13日目に左上腕付近に大けがを負いながらも強行出場を決断。千秋楽の本割で照ノ富士を突き落として2敗で並んだ。再戦した優勝決定戦では、もろ差しを許したが捨て身の小手投げで仕留めた。先代師匠の故・鳴戸親方(元横綱・隆の里)と同じ新横綱Vは、95年初場所の貴乃花以来22年ぶり。観客総立ちの館内で「すみません。今回は泣かないと決めていたんですけど。すみません」と繰り返し、あふれる涙をこらえきれなかった。=おわり=

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