白鵬、平成最後の本場所全勝Vに王手「まあ、また頑張りますよ」

スポーツ報知
高安(右)を浴せ倒しで下す白鵬(カメラ・石田 順平)

◆大相撲春場所14日目(23日・エディオンアリーナ大阪)

 横綱・白鵬(34)=宮城野=は14連勝で、通算42度目の賜杯に王手をかけた。

 白鵬が、自身の持つ最多記録を更新する15度目の全勝Vに王手をかけた。時間をたっぷりかけた2度目の立ち合い。大関・高安を右で張ってもろ差し。相手の捨て身の小手投げに耐えながら浴びせ倒した。「(高安の小手投げが)来るだろうと思っていた。前に出ながらかけた圧力が上回った」と自画自賛した。

 この日、1差で追う逸ノ城が勝ったため、通算42度目の賜杯は千秋楽に持ち越し。「まあ、また頑張りますよ」と気合を入れ直すと、平成最後の本場所を白星で埋め尽くすエネルギーに変えた。34歳での全勝優勝となれば、89年秋場所の横綱・千代の富士(34歳3か月)以来。34歳0か月での達成も年6場所制が定着した58年以降では年長3位となる。

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