逸ノ城、殊勲賞獲得も初V届かず「次の場所で生かせるよう、また頑張りたい」

スポーツ報知
三賞を受賞した(左から)殊勲賞・逸ノ城、技能賞・貴景勝、敢闘賞・碧山(カメラ・能登谷 博明)

◆大相撲春場所千秋楽 ○逸ノ城(はたき込み)大栄翔●(24日・エディオンアリーナ大阪)

 平成最後の本場所を横綱・白鵬(34)=宮城野=が、自身の持つ最多記録を更新する通算42度目の優勝で飾った。結びで横綱・鶴竜(33)=井筒=を下手投げで破り、無敗で15日間を乗り切った。

 逸ノ城は新入幕だった14年秋場所以来の殊勲賞獲得も、初優勝には届かなかった。本割で大栄翔をはたき込むと、支度部屋ではじっと結びの一番を見つめた。白鵬の優勝が決まっても表情は崩れなかったが「今回は勝って、結果を残したかった」と悔しさが口を突いた。自己最多14勝と抜群の安定感を発揮。「次の場所で生かせるよう、また頑張りたい」と“モンゴルの怪物”は静かに闘志を燃やした。

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