大関確実の貴景勝 口上は「志す言葉、救われてきた言葉を」

スポーツ報知
大関昇進を確実とし、一夜明け会見で千賀ノ浦親方(右)と握手を交わす貴景勝(左)(カメラ・渡辺 了文)

 大相撲春場所で10勝を挙げ、大関昇進を確定させた関脇・貴景勝(22)=千賀ノ浦=が25日、大阪・東大阪市内で一夜明け会見に臨んだ。「ホッとした気持ち」と今の素直な気持ちを述べつつ、「力士だったら次の番付を目指すのは当たり前」と意欲的に語った。

 春場所千秋楽では、勝てば大関昇進を確実とする一番で、栃ノ心(31)=春日野=を破った。「夜から自分と向き合う時間が長かった。よく考えたら自分の勝っているところはなかった。自分の相撲を貫こうと思っていた」と、大一番を振り返った。終盤に黒星を重ねたが、当時の心境を「負けて花道を帰る時に、自分を応援してくれてる人がシュンとしているのを見た。ガッカリさせてしまって、それは悔しかった」と述べた。

 それでも、兵庫・芦屋市出身で、準ご当所の大阪場所で新大関を決めた。「チャンスは何度も巡ってこない。なんとしてもものにした気持ちもありました。色んな人に支えられて、そういう人たちのために頑張ろうと思いました」と声援に感謝した。

 伝達式で述べる予定の口上については「自分が志す言葉、救われてきた言葉を言いたいと思ってます」とした。新大関誕生は27日の理事会で昇進がはかられ、伝達式に臨む流れとなる

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