高梨沙羅は3位…平昌五輪へ強敵出現、アルトハウスが金

2017年12月3日21時32分  スポーツ報知
  • 3位の高梨沙羅(右)。左がアルトハウス(ロイター)

 ◆W杯スキー 個人第3戦(3日、ノルウェー・リレハンメル)

 ジャンプ女子は当地で個人第3戦(HS140メートル、K点123メートル)を開催し、W杯歴代単独最多となる54勝目を狙った高梨沙羅(21)=クラレ=は137メートル、136メートルの合計275・8点で3位だった。

 平昌五輪金メダルを目指す沙羅に、強敵が出現した。K・アルトハウス(ドイツ)が138・5メートル、139・5メートルで優勝。安定した飛躍を2本そろえた沙羅を、32・4点差、飛距離にして約16メートル差でねじ伏せた。W杯開幕戦を制したルンビ(ノルウェー)も堅実に2位。沙羅は「世界のレベルが上がる中で、誰が出てきてもおかしくないとは思っていた。自分のジャンプを見失わないことが大切。気持ちを強く持って、この壁を乗り越えたい」と力を込めた。

 沙羅と同じ96年生まれのアルトハウスは、小柄ながらパワフルな飛躍が目をひく。沙羅が「テイクオフの力強さは素晴らしい。年々精度が上がっている。(踏みきりから)安定して、素早く(空中姿勢の)形に持っていくうまさは、勉強させてもらっている」と見本にするほどの存在。W杯では今年2月のリュブノ大会で初勝利したばかりで、今戦が通算3勝目。通算5勝のルンビと合わせ、上昇気流に乗った手ごわいライバルとなりそうだ。

 沙羅と伊藤有希(23)=土屋ホーム=の“2強”状態だった女子ジャンプは、海外勢の台頭で一気に戦国時代の様相を呈してきた。次戦はヒンターツァルテン大会(16~17日、ドイツ)。沙羅は「クロスゲーム(接戦)の中で、テレマークは入れて当たり前の緊張感が続く。気を抜かずにいきたい」。激戦を制して平昌で笑うため、ここからじわりと調子を上げたい。

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