高1、スノボ岩渕麗楽は文武両道 テストは学年10位以内…冬季五輪女子最年少メダル狙う

2018年2月10日8時0分  スポーツ報知
  • 一関学院の制服姿の岩渕(写真提供・一関学院)

 9日に開会式が実施された平昌冬季五輪。岩手・一関市出身の岩渕麗楽(16)=キララクエストク=が、日本女子の冬季五輪最年少メダリストを目指し、スノーボードのスロープスタイル(11日予選、12日決勝)とビッグエア(19日予選、23日決勝)の2種目に挑む。岩渕が通う一関学院(岩手)の佐伯幸雄校長(64)、担任の江原茂教諭(23)は、プロボーダーながら“文武両道”を貫く姿勢に感服。メダル獲得を願っている。

 中1でプロになり、今季はW杯優勝そして平昌五輪出場。すごい経歴を持つ岩渕だが、学校ではそんなそぶりはまったく見せない、16歳の普通の女子高生だ。

 「入学式に取材が来て、(すごい子だと)改めて感じました」と佐伯校長。担任の江原教諭は「いつもニコニコしている。学校ではスノーボードの話はしなくて、遠征で1か月いないと生徒たちに話したら『えっ、そうだったの』『プロボーダーなんだ、すごいじゃん』と驚いていました」と振り返った。プロだけに合宿や遠征などで学校に来られない時期は多いが、クラスメートとの仲も良好。勉強面でも彼女は“プロ”だった。

 遠征先からテスト範囲を尋ねたり、合宿時期の関係で他の生徒より早く夏休みの課題を渡したら、夏休み前に全部終わらせてきたこともあった。テストはいつも学年で10位以内。文武両道を地でいく彼女に、江原教諭は「スポーツだけじゃなく勉強も頑張っている人が、上で活躍する選手になるんだよと話している。みんなのお手本です」と話した。

 2001年12月14日生まれ。メダル獲得ならスロープスタイルは16歳60日、ビッグエアなら16歳71日と最年少記録を更新する。スロープスタイルは1月のW杯で2位、ビッグエアは昨年12月のW杯優勝、1月のXゲームで2位と、両種目ともメダルは十分射程圏内だ。佐伯校長は生徒たちへ話をするとき、最後はいつも「グッドラック!」で締めるという。競技も勉強も必死に取り組む姿をみてきたからこそ、岩渕の平昌での幸運を祈っている。

 ◆岩渕 麗楽(いわぶち・れいら)2001年12月14日、岩手・一関市生まれ。16歳。キララクエストクラブ所属。一関学院高1年。4歳からスノーボードを始め、東山中1年でプロ転向。17年全日本選手権スロープスタイル優勝、ビッグエア3位。17年W杯ビッグエア・コッパーマウンテン(米国)大会優勝。18年Xゲーム同2位。149センチ、44キロ。家族は両親と妹。

 ◆日本勢の五輪最年少メダル 冬季は14年ソチのスノーボード男子ハーフパイプ・平野歩夢が15歳74日で銀メダルを獲得。女子では10年バンクーバーのフィギュアスケート浅田真央が19歳153日で銀メダルを取った。金メダルは98年長野ショートトラック男子500メートルの西谷岳文が19歳35日で達成。夏季五輪では92年バルセロナ競泳女子200メートル平泳ぎの岩崎恭子が14歳6日で金メダルを取ったのが最年少だ。

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