高木美帆、同走デヨングとのいい組み合わせ「頑張ります」

スポーツ報知
練習後、コーチと話し合う高木美帆

 メダルラッシュが期待されるスピードスケートは10日の女子3000メートルで開幕する。日本女子初の金と日本勢メダル1号を目指す高木美帆(23)=日体大助手=は9日、会場の江陵オーバルで調整。練習後に組み合わせ抽選が行われ、同走はオランダのアントワネット・デヨング(22)に決まった。

 高木美が2度目の五輪へ出陣する。初戦の3000メートルに向け、氷上練習ではヨハン・コーチと滑りを最終確認。30分ほどで切り上げた。この日は取材対応はなかったが、帰り際、報道陣に「頑張ります」とあいさつ。選手村から会場まで、片道約5キロをコーチ陣らと自転車で帰路に就いた。

 組み合わせ抽選では最終から2組目に入り、同走はオランダの強敵・デヨングに決まった。今季のW杯は1勝。高木美が優勝した第3戦では2位だった。1歳下でジュニア時代からしのぎを削ったライバルでもあり、チーム関係者も「いい組み合わせだと思います」と好記録を期待した。金メダルを獲得すればスピードスケートの日本女子では初めて。これまで58選手が203レースを滑り、届かなかった偉業に23歳が挑む。

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