堀島行真、モーグル決勝で転倒…メダルならず

2018年2月12日21時48分  スポーツ報知
  • 決勝での堀島行真(ロイター)

 ◆平昌五輪第4日 ▽フリースタイルスキー男子モーグル決勝(12日・フェニックス・スノーパーク)

  フリースタイルスキー・モーグルの日本男子で初めて五輪のメダル獲得が期待された堀島行真(20)=中京大=は2本目で転倒し、3本目に進めなかった。

 五輪と世界選手権は別ものだった。堀島は、2017年3月の世界選手権でモーグルと非五輪種目のデュアルモーグルとの2種目を制し、鮮やかに世界トップの仲間入り。しかし、初の五輪ではメダルに手は届かなかった。

 昨年、世界選手権を制したことが重圧になった。帰国直後の全日本選手権はモーグルで圧勝しようとして暴走し、11位と敗れた。それでも「世界王者」「平昌五輪の金メダル候補」と持ち上げる周囲とのギャップに苦しんだ。昨年9月、長野・白馬村での合宿に外部講師として招かれた五輪5度出場の上村愛子さん(38)に尋ねた。「4月から僕を見ていて、どう見えますか」。上村さんは、堀島が自分の滑りを高めることに集中できていないと見抜き「五輪のスタートに立った時、どういう状態でいたいか、だけ考えた方がいいよ」と雑念を振り払うよう諭した。

 3日前の予選では空中技(エア)の難度をあえて下げて確実に5位通過。余力を残して決勝に進んだが、大一番では再び五輪特有のプレッシャーに襲われ、実力を100%発揮することはできなかった。ただ、まだ20歳。4年後の北京冬季五輪で輝くチャンスは十分に残っている。

 ◆堀島 行真(ほりしま・いくま)1997年12月11日、岐阜・池田町生まれ。20歳。岐阜第一高を経て中京大進学。16年に日本人で初めてFIS(国際スキー連盟)ルーキー・オブ・ザ・イヤーに選出。17年世界選手権モーグル&デュアルモーグル2冠。170センチ、66キロ。

 ◆平昌五輪のモーグル モーグルは「雪のこぶ」の意。平均傾斜28度、標高差110メートル、全長250メートルでコブのあるコースを滑走し、2回のエア(ジャンプ)を実施。ターン技術点(60%)、エア(20%)、タイム(20%)の3要素で採点し得点を競う。日本勢のメダリストは98年長野大会金、02年ソルトレークシティー大会銅の2つを獲得した女子の里谷多英だけ。

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