羽生結弦に、ファンはなぜあんなにプーさんをプレゼントするのか?

スポーツ報知
笑顔で会見する羽生結弦

 フィギュアスケート男子で66年ぶりの五輪連覇を狙う羽生結弦(23)=ANA=が13日、メインリンクでの初練習で故障後初めて公の場で4回転ジャンプに挑み、サルコーとトウループを合計5回成功させた。フリー「SEIMEI」の曲かけは2種類4本の構成で滑走。海外も含め150人近い報道陣が集結した会見では「何も不安要素はない。クリーンに滑れば絶対に勝てる自信がある」と力強い言葉を並べた。男子ショートプログラム(SP)は16日に行われる。

 ◆ユヅに聞く

 ―(五輪に)戻ってこられないと思ったことは。

 「戻ってこられるか、戻ってこられないかは考えていなかった。本当はNHK杯の時に痛み止めを打ってでも出ようと思っていたけど、痛みどころか足首が動かなくなってしまった」

 ―つらかったことは。

 「特にない。ただひたすらやるべきことをこなしてきたし、これ以上ないことをしてきたので、何も不安要素はない。ただひたすら、今この場所でやれることをやりたい」

 ―注目と重圧について。

 「こんなにたくさんの方々に囲まれて取材を受けることができる選手って本当に限られている。たくさんの人に自分のスケートを見てもらえるんだという気持ちでいっぱい。僕のことを待ち望んでくれた方々が、ここ(メディア)からさらに広がっていっぱいいると思う。見ていて本当に良かったな、待っていて良かったなと思える演技をしたい」

 ―どんな不安があったか。

 「体力に関しては非常に不安だった。氷上に乗っていなかったので自分の回転の感覚、氷の感触、スケートの感覚といったものは不安ではあった。ただ滑ってみて1か月、こうやって立って、ここにいるので」

 ―なぜあんなにファンはプーさんをプレゼントするのか?

 「ジュニアの頃からずっとティッシュケースにウィニー(プーさん)をつけていて。そしたらファンの方々がいっぱい投げ込んでくれるようになって。そしたら、お部屋の中が全部プーさんになった感じです」

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