小4から羽生知る母校・東北高の五十嵐学園長「すべてにおいて人間離れ。火星人か」

2018年2月18日7時30分  スポーツ報知
  • 羽生の連覇を祝う五十嵐一弥・東北高校学園長

 五輪連覇に仙台が沸いた。17日、平昌五輪フィギュアスケート男子で羽生結弦(23)=ANA=が合計317・85点を挙げ、同種目66年ぶりとなる2大会連続金メダルを獲得した。生徒や関係者約250人が学校応援を行った母校・東北高の五十嵐一弥学園長(72)は「すべてにおいて人間離れ。火星人じゃないかと思った」と舌を巻いた。パブリックビューイング(PV)を行ったカメイアリーナ仙台には約1600人が来場。羽生の華麗な舞いに、大歓声が起こった。

 想像をはるかに超える羽生の演技に、小学生の頃から知る五十嵐さんが目を丸くした。東北高の生徒、教員ら約250人が集まった学校応援で、同種目66年ぶりの五輪連覇を見届けると「すべてにおいて人間離れ。火星人か、と思ったくらい。4年前のソチ五輪でフリーはいい演技ができなかったというリベンジを目指し、その通りの滑りを見せてくれた」とユーモアを交えて祝福した。

 県スケート連盟の幹部(現在は名誉会長)として、小学4年のころから羽生を見てきた。高校ではスケート部の顧問も務め、羽生にも「あいさつや、受け答えについては細かく指導した」という。2006年トリノ五輪同女子金メダルの荒川静香さん(36)も指導していたが、「荒川はジャンプで転んだところを見たことがない。まさに天才だった。羽生は何度転んでも、ひるまずやり続けた結果が今につながっている。努力を惜しまない才能があった」と振り返った。

 右足首の故障を乗り越え、五輪チャンピオンを死守した羽生。教え子の今後の去就にも注目が集まりそうだが、五十嵐学園長は「続けるか、続けないかは本人が決めることだけど、やるなら五輪3連覇を目指してほしい。この4年間で、4回転ジャンプも大きく進化したので、4年後の北京五輪では5回転ジャンプにも挑戦してほしい」と前人未到の大偉業に期待を寄せた。1年時の担任だった高橋敏之教諭(46)も「たくましくなった。ひと休みして、強い意志を持って次の目標に挑んでほしい」とエールを送った。(遠藤 洋之)

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