吉田沙保里、羽生の五輪連覇に「鳥肌ものですね」

スポーツ報知
吉田沙保里

 レスリング女子で04年アテネ大会から五輪3連覇を達成した吉田沙保里(35)=至学館大職=が17日、都内で取材に応じ、フィギュアスケート男子で五輪連覇を達成した羽生結弦の快挙を祝福した。

 この日、大相撲の幕内・千代の国(九重)の結婚披露宴に出席後、「66年ぶりの2連覇。鳥肌ものですね」と絶賛。今五輪初めて日本に金メダルをもたらした瞬間は、結婚式に出るために髪形をセットしており、「速報で見ていました。ヤフーで。(ショートプログラム)は(中継を)見ていました」とネット速報を注視。羽生が金、宇野が銀を獲得したことを知ったという。

 「プレッシャーのかかる中で、けがをして、どん底からはい上がって。本当に心の強い人だと改めて実感することができた。ワンツーフィニッシュできた。私たち日本人に元気、勇気、感動を与えてくれた。本当にすばらしい。(2020年)東京五輪に向けて勢いになる」と自分のことのように喜んだ。

 自らも五輪連覇を経験。「1回目は初の五輪(優勝)でうれしい。連覇は違った喜び」とした上で。「自分も気持ちは分かる。(羽生から)緊張を感じたし重なる部分がある。冬と夏は違うし、私たちは対人競技で白黒ハッキリするけど、フィギュアスケートの点数制は違う。色々な戦いがある」と今回の偉業の難しさを強調した。

 期待は自然と五輪3連覇につながる。フィギュア選手は早熟なイメージもあるが、「若いからいけると思う。そこを期待しちゃう。続けるかは自分が決めること。羽生君ならやってくれる」とさらなる偉業に向け背中をおした。

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