高梨沙羅4位、W杯歴代新54勝目またお預け

2018年3月5日7時0分  スポーツ報知

 ジャンプ女子は、ルーマニアのルシュノブで個人第12戦(HS97メートル、K点90メートル)が行われ、平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(21)=クラレ=は93・5メートル、89・5メートルの合計225・0点で4位にとどまり、男女歴代単独最多の54勝到達は持ち越しとなった。1回目に最長不倒の100メートルを飛んだ平昌五輪金メダルのマーレン・ルンビ(ノルウェー)が257・8点で優勝し、3試合を残して自身初のW杯個人総合制覇を決めた。

 4位からの逆転を狙った2回目で、沙羅は順位を上げられなかった。93・5メートルを飛んだ1回目から4メートル飛距離を落とし、K点1メートル手前に着地した。W杯男女歴代最多54勝を前に、足踏みは続いたまま。「自分の体をここ(ルシュノブ大会)に合わせることができなかった。自己管理のなさというか、力不足な点が出た2試合になった」と厳しく総括した。

 ともにヒルサイズ越えの100メートル、97メートルを飛んで優勝し、3試合を残して個人総合女王の座をつかんだルンビとは飛距離で16・5メートル差がついた。圧倒的な力の前に、今季は背中をとらえられずにいる。「どんな状況でも結果を出せるのが、真に強い選手。自分もそこを目指してやるという刺激になった」と前を向いた。

 次戦のオスロ大会(11日)はルンビの母国・ノルウェーの開催。最終節のオーベルストドルフ大会(24~25日)は平昌五輪銀メダリスト、アルトハウスの母国のドイツ開催だ。“2強”が飛び慣れる台だけに、厳しい戦いは続く。W杯をシーズン未勝利で終えたことは、過去一度もない。「(オスロは)ラージヒルになって感覚も変わってくると思う。コンディションを合わせていきたい」と挽回を期した。

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