羽生結弦、フィギュア世界選手権欠場…右足首治療に専念

2018年3月8日6時0分  スポーツ報知

 日本スケート連盟は7日、平昌冬季五輪のフィギュア男子で66年ぶりの連覇を果たした羽生結弦(23)=ANA=が、2連覇のかかる世界選手権(21~24日、イタリア・ミラノ)を欠場すると発表した。痛めている右足首の治療に専念するためで、当面は国内で休養し、完治を目指す。世界選手権には、友野一希(19)=同志社大=が代わりに出場する。

 羽生が当面のリハビリ専念を決断した。連覇がかかる世界選手権に関し出場の可否を明言していなかったが、この日、スケート連盟から欠場の発表があった。羽生も「世界選手権に出場できなくなりましたが、早く復帰できるよう、治療とリハビリをしっかりとし、少しずつできることを続けていきます」とのコメントを出した。

 昨年11月のNHK杯で負傷し、右足関節外側じん帯損傷、ひ骨筋けん損傷と診断されていた。今後は、約2週間の安静と、3か月のリハビリ加療が必要となる見込み。国内で回復を目指していく予定だ。

 羽生は平昌で負傷のハンデを一切感じさせない演技を披露し、フィギュア男子では66年ぶりの五輪連覇を達成した。しかし実際は「痛み止めを飲まないとジャンプを跳べない」状態。特に右のつま先をついて跳ぶルッツ、右足で踏み切るループで痛みが出るといい、無理をすれば悪化させる恐れがあったため、今後のスケジュールについては慎重に検討していた。2月26日の帰国会見でも「解禁しないといけないのはリハビリや治療。これからのつらい時期を乗り越えて前に進めたらいい」と発言し、休養の意向を示唆していた。

 帰国後は多忙を極めた羽生だが、政府はけがを乗り越えて成し遂げた連覇の偉業が国民に感動や勇気を与えたと評価し、国民栄誉賞を授与する方針を固めた。今後は世界で成功例のないクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)習得を目標に掲げている。ただ、「右足の負担は正直大きなものになると思う」とも語っており、来季さらに進化した姿を見せるために完治を最優先する。なお、世界選手権には宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=、田中刑事(23)=倉敷芸術科学大大学院=、友野の3人が出場。女子は宮原知子(19)=関大=、樋口新葉(17)=日本橋女学館高=がエントリーされている。

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