羽生、来季フル参戦!右足首の回復順調、凱旋公演サプライズで滑った

2018年4月14日6時0分  スポーツ報知
  • アイスショーで演技を披露した羽生結弦(カメラ・川口 浩)

 フィギュアスケート男子で66年ぶりの五輪連覇を果たした羽生結弦(23)=ANA=が、来季もフル参戦する。

 13日に行われた凱旋公演「Continues~with Wings~」(東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)後に取材に応じ、GPシリーズに出場する意向を示した。当初トークのみでの参加を予定していたショーでは、メドレーを披露し、9000人の観客を沸かせた。

 2時間半のショーを終えた羽生は額に汗をにじませながら、熱い言葉を並べた。「五輪が終わった後は『達成感』『幸せ』といった単語が多かった。どうするか分からないみたいなことを言っていたけど、今は割と、意欲的に試合に出たいと思っている」。五輪イヤー翌年は休養にあてる選手も多いが、フル参戦を予告した。

 来季も序盤から出場する意向を示した。GPシリーズ参戦について「今のところはそう思っている。今の気持ちとしては、なるべくたくさん試合に出て演技をしたい」。平昌五輪後に、世界初の4回転半ジャンプへの挑戦をモチベーションに掲げていた。19年3月には、さいたま市で世界選手権が行われる。国内での大一番へ照準を合わせながら、試合勘を磨いていく。

 リンクに姿を見せるのは五輪のエキシビション以来47日ぶり。フィナーレには大きなサプライズをプレゼントした。スケート靴とシニア1年目のフリー「ツィゴイネルワイゼン」の衣装をまとい現れると、場内は大歓声。右足首のリハビリ加療中のため、当初はトークでの参加を予定していたが、8歳の頃のフリー「ロシアより愛を込めて」「ツィゴイネルワイゼン」、そして平昌でショートプログラムに用いたショパンの「バラード第1番」をメドレーで滑った。ジャンプ抜きだったが、華麗なステップとスピンで魅了した。

 五輪後は3週間安静にし、3月末からリハビリを兼ねてリンクに立ち「五輪の前より足首の状態は良くなり、ステップ、スピンに関しては痛みなく滑れている」。回復は順調で、右足に負担がかかるルッツ、ループ、フリップは「跳ぶ動作さえしていない」が、他のジャンプは徐々に跳び始めていると説明した。

 満員のファンから「おめでと~!」の大合唱を浴びた。「ありがとうございます。本当この世界に生まれてきて幸せだなって思います」。王者は氷上で喜びをかみしめた。声援を力に、競技者として戦いを続けていく。(高木 恵)

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