樋口新葉「今回が初めて」氷上で右足つりながらも必死の調整 20日女子SP

スポーツ報知
練習中に右足ふくらはぎがつるアクシデントに見舞われながらも調整に努めた樋口新葉

 フィギュアスケートのオータムクラシックは20日、カナダ・オークビルで開幕する。18年世界選手権銀メダルの樋口新葉(17)=東京・開智日本橋学園高=が19日、本番の会場で練習した。

 練習中に右足のふくらはぎをつるというスケート人生初の出来事に見舞われながらも、必死にジャンプの調整に努めた。「途中から足がつって、力が入らなくて。今回が初めてで、どう対処したらいいのかわからなかった。ジャンプミスが出たけど、スピンはよくできた」と振り返った。

 フリーは「愛の賛歌」からビバルディの「四季」に急きょ変更。9月に入って、新しい振り付けを終えたばかりだ。この日の「四季」の曲かけ練習で着用した真っ赤な衣装は「愛の賛歌」で使う予定だったもの。「プログラムを変えてすぐで間に合わなかった。手袋だけ黒にしました」。ジャンプは精細を欠いたが、膝を氷上についてから跳ぶ最後の2回転半ジャンプを決めるなど魅せた。

 ステップは体の大きな動き、スピンでは回転の速さやポジションを意識し取り組んできた。国際大会今季初戦へ「ジャンプよりもステップ、スピンでどれだけ点数をもらえるかを考えている」。女子ショートプログラム(SP)は現地時間20日に行われる。樋口は17番滑走。

スポーツ

×