樋口新葉はジャンプミスが続き5位に終わる「これからの課題が見つかった」

スポーツ報知
フリー「四季」を演じる樋口新葉

◆フィギュアスケート オータム・クラシック 第2日(21日、カナダ・オークビル)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)4位で18年世界選手権銀メダリストの樋口新葉(17)=東京・開智日本橋学園高=は109・47点、合計167・01点で5位に終わった。「滑り終えた後はすごく悔しかったけど、これからの課題が見つかったのですっきりした気持ちで終われた」と前を向いた。

 冒頭の3回転サルコーで手をつき、後半のフリップは転倒。ジャンプミスが続いた。現地入り後、右ふくらはぎに痛みを覚えた。曲の途中、つま先を使うところで「ピキッてなった」といい、ジャンプの軸がブレ出した。「病院へ行くまでの症状とは思っていない。不安だけど、まずできることからケアしていきたい」と話した。

 フリーは「愛の賛歌」からビバルディの「四季」に急きょ変更。9月に入って、新しい振り付けを終えたばかりだった。「ステップ、スピンを入れて全部曲を通した中でジャンプをはめることと、ジャンプを入れた時にステップとスピンのレベルを落とさない練習が必要。自分の中で曲を理解して表現することを考えていきたい」。次戦のGPシリーズ・スケートカナダ(10月26~28日)までに修正をはかっていく。

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