高橋大輔、復帰初公式戦3位に苦笑い「実力のなさにびっくり。ヤバい」

スポーツ報知
フリーの演技をする高橋大輔(カメラ・豊田 秀一)

◆フィギュアスケート 近畿選手権 ◆最終日(8日、兵庫・尼崎スポーツの森)

 フィギュアスケート男子で約4年ぶりに現役復帰した高橋大輔(32)=関大KFSC=が8日、兵庫・尼崎スポーツの森で行われた近畿選手権最終日のフリーで演技した。118・54点で、首位だったショートプログラム(SP)との合計は195・82点。14年ソチ五輪以来の公式戦は3位となった。

 全身黒の衣装を身にまとい、米アーティスト、ジョン・グラントの「ペール・グリーン・ゴースツ」を演じた。冒頭の連続3回転ジャンプは成功するも、ジャンプは7本中6本がミスで「最低です。実力のなさにびっくり。マジでこのままじゃ、ヤバい」と苦笑い。ただ、国際スケート連盟非公認記録ながら、芸術面を評価する演技構成点は81・02点。銅メダルを獲得した10年バンクーバー五輪フリーが84・50点だったことと比べても、しなやかで華麗な表現力は戻りつつある。

 次は全日本選手権(12月・大阪)の予選を兼ねた西日本選手権(11月・愛知)。8月に左足を負傷した影響で、今大会は4回転を封印したが「この先は(練習で)4回転を含めてやっていきたい」と意欲的。長光歌子コーチも「4回転サルコーかフリップにトライしていくと思う」と話した。

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