高橋大輔 現役復帰後公式戦初優勝 全日本切符獲得

スポーツ報知
高橋大輔

◆フィギュアスケート 西日本選手権 最終日(4日、愛知・日本ガイシアリーナ)

  男子フリーで、10年バンクーバー五輪銅メダルの高橋大輔(32)=関大KFSC=は161・11点をマークし、合計244・67点で優勝。上位11人(友野一希を除く)に与えられる全日本選手権(12月、大阪)の切符も獲得した。

 FSのジャンプ精度改善は、復帰初戦の近畿選手権(10月)からの大きな課題。同大会FSでは7本中、冒頭の3回転半を除く6本を失敗。「特に後半のジャンプでミスが出ないようにきっちり決めていきたい」と話していた。この日は7本全てを着氷し、ステップでも魅せた。演技後は右手で顔をおおうしぐさを見せ、やりきった表情でスタンディングオーベーションに応えた。

 14年ソチ五輪後に引退し、約4年ぶりの現役復帰。「過去の経験は全く役立たないですかね。もう過去の体と今の体は全く違うので、今自分自身でこうやって新しいものを作っていかないといけないというのもあります」と語る。全日本選手権には、五輪2連覇の羽生結弦(23)=ANA=、平昌銀の宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=らが顔をそろえる。現在の代表トップに挑む同大会まで、ジャンプや表現面へさらに磨きをかける。

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