西日本Vの高橋大輔 羽生&宇野と全日本で対決も謙虚「今回の演技では上に行けない」

スポーツ報知
高橋大輔

◆フィギュアスケート 西日本選手権 最終日(4日、愛知・日本ガイシアリーナ)

 男子フリーで、10年バンクーバー五輪銅メダルの高橋大輔(32)=関大KFSC=は161・11点をマークし、合計244・67点で優勝。上位11人(友野一希を除く)に与えられる全日本選手権(12月、大阪)の切符も獲得した。

 「全日本になってくると、羽生(結弦)選手、宇野(昌磨)選手、田中(刑事)選手、他にも実力者が来ると思うので、その中で戦っていかないといけない。まだ今回の演技では上にはいけないと思う」と謙虚に受け止めた上で「少しでも上げられる部分は上げて、目標の(フリー)最終グループで演技する、その先にメダルが見えてくれば」と見据えた。

 復帰後2戦目でのタイトル。順調な復活劇にも見えるが「予想以上に…全然できていないですね。もうちょっと楽に(力を)戻せるかなと思ったんですけど。気持ちはいい状態で過ごせているのに、それに体がついてこなくて」と苦笑いする。

 この日も3回転半ジャンプ2本を組み込んだ構成を演じ切ったが、世界レベルでは4回転ジャンプが主流の時代。「全く世界は見えていないですね。世界では通用しないと今の段階では思っている。とりあえず4回転跳べてからだな、と思うし、スピンなど他の部分をレベルアップすることも大事だなと思います」と、地に足をつけて演技を磨く覚悟でいる。

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