高梨沙羅・W杯初戦直前のフィンランド合宿に出発…負傷の膝は「状態は良くなっている」

スポーツ報知
新シーズン開幕に向けて出発した高梨沙羅

 18年平昌五輪スキージャンプ女子銅メダルの高梨沙羅(22)=クラレ=は8日、今季W杯初戦のリレハンメル大会(30日開幕・ノルウェー)に向けた調整を行うため、フィンランド合宿に出発。出発前に成田空港で取材に応じた。18年平昌五輪を終えて、新シーズンを迎えるが「課題も抱えるので、0からのスタートになる。結果を求めすぎず、内容的にも重視しないといけない」と語った。

 2日の札幌市長杯で144メートルをマークした2本目のビッグジャンプの際に、着地で足をひねり、右足に体重が掛かって右膝を負傷。4日のNHK杯は大事を取って棄権を余儀なくされた。「痛めてしまった直後は冷やして、温めてを繰り返して、圧迫をしていたけど、今はそんなに腫れもないし、あざも消えていた。状態は良くなってきている。(飛ぶ上で)問題ない」と明かした。

 けがを抱える中での調整となったが「向こうもまだ雪がそんなにないと聞いているので、まずは体を万全に作り上げて、滑りの感覚に置いて行かれないようにしたい」と慎重に語った。

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