羽生、ロシアの重鎮2人から激励受け「この地だからこそ、自分らしい演技をしなくては」

スポーツ報知
公式練習のフリーの曲かけでフィニッシュを決める羽生結弦(カメラ・高木 恵)

 フィギュアスケートGPシリーズ第5戦ロシア杯は16日に開幕する。羽生結弦(23)=ANA=が15日、会場での公式練習に参加。ロシアスケート界の2人の重鎮から激励を受けた。

 2002年ソルトレークシティー五輪金メダルのアレクセイ・ヤグディンと銀メダルのエフゲニー・プルシェンコのロシア対決に、当時7歳だった羽生は胸を熱くした。

 この日、2人を育てた指導者と顔をあわせた。ウォーミングアップ会場で、プルシェンコのコーチを務めたアレクセイ・ミーシン氏と再会。リンクサイドで見守っていたヤグディンを指導したタチアナ・タラソワ氏からは「がんばってね。いつも見ているから」と声をかけられた。

 「自分がスケートをやってきて、そういう方々のおかげで僕はスケートを好きになれたので。この地だからこそ、そういう方々が見ているからこそ、しっかり、自分らしい演技をしなくてはいけないかなと思っています」。

 2週前のフィンランド大会は297・12点の世界最高得点で優勝した。今大会はそれ以上の演技を目指している。「(ジャンプを)全部きれいに降りることが大事だと思います。(フィンランド大会の)ショートはノーミスじゃないですし、フリーは感覚としては全部立ってはいますけど、ステップアウトみたいなこともあったし。しっかりクリーンに降りたい」と意気込んだ。

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