高木菜那&美帆姉妹、地元で金だ!スピードスケートW杯帯広で4年ぶり開催

2018年11月16日6時10分  スポーツ報知
  • 練習の合間に談笑する(右から)高木美、高木菜、佐藤
  • 試合会場で団体追い抜きの練習をする高木美(右)、高木菜(手前)、佐藤

 スピードスケートW杯の今季初戦となる帯広大会は16日、帯広市の十勝オーバルで開幕する。15日は同地で公式練習が行われた。2月の平昌五輪で団体追い抜きとマススタートの2種目で金メダルを獲得した高木菜那(26)=日本電産サンキョー=と、3種目で金銀銅メダルに輝いた妹の美帆(24)=日体大助手=は、約2時間の最終調整で汗を流した。4年ぶりとなる地元開催のW杯で“凱旋V”を果たし、十勝を熱くする。

 高木姉妹は時折笑みを浮かべながら、氷の感触を確かめた。平昌五輪団体追い抜きで共に金メダルを獲得した佐藤綾乃(21)=高崎健康福祉大=と一糸乱れぬスケーティングを披露。最終調整を終えた美帆は「海外の選手が集まるW杯初戦。不安も楽しみもある。淡々とやるべきことをやっていきたい」と本番を見据えた。

 2014年以来、4年ぶりの開催となるW杯帯広大会。十勝管内である幕別町出身の高木姉妹にとっては、単なる一つの大会ではない。平昌五輪でメダルを持ち帰れば、凱旋パレードが行われ、町の人口の半数を超える約1万8000人が祝福。特別町民栄誉賞も受賞した。菜那は「第1戦が帯広でできることはありがたいし、いろんな方が応援に来るので、自分の滑りを見せたい」と試合を心待ちにしている。

 恩返しの気持ちも背負っている。夏場の合宿では自転車を活用した陸上トレーニングなどで肉体を追い込み、9月からは帯広で氷上練習に入る予定だった。だが、そんな矢先に北海道胆振東部地震が発生。停電の影響で氷が溶け、調整に狂いが生じた。それでも予定通り開催が決まり、美帆が「氷の再生に尽力していただいた。たくさんの方に支えられて、この大会を地元で開ける」と言えば、菜那も「感謝の思いも背負い、レースをしたい」と故郷を思いやった。

 16日に行われる団体追い抜きへ向け、「心配はない。逆に、その先に行くにはどうしたらいいか、実力をつける必要がある」と美帆は言う。慢心は全くない。十勝オーバルで平昌の感動を再現し、勢いよくW杯のスタートを切る。(宮崎 亮太)

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