浅田真央さん、フィギュアスケートに感謝「幸せをたくさんいただいています」

スポーツ報知
浅田真央さん

 フィギュアスケート元世界女王・浅田真央さん(28)が1日放送のNHK総合「“ありがとう”を届けたい『~浅田真央 アイスショーへの思い~』」で、現役引退後の生活や心境を明かした。

 番組では、浅田さんが引退後にスケート仲間と共に全国各地で開催しているアイススケートショー「浅田真央サンクスツアー」を追い、同局の船岡久嗣アナウンサー(43)が浅田さんにインタビューを行った。

 現在の生活を聞かれた真央さんは「毎日スケート一色の生活です」と返答。「できるだけ皆さんの近くに行ってショーをすることで、スケートの良さを知っていただけるかなと。現役を引退してから、スケートはもういいと思っていたけど、いざサンクスツアーを始めてみると、各地を訪れるごとに素晴らしい舞台で滑ることが幸せです」と笑顔を見せた。

 17年4月に引退発表した当時は、その年の8月に予定が入っていたアイスショーが終わったらスケートから離れようと思っていたという。しかし、「何がやりたいのかな何ができるのかなといろんなものを見たり経験してみたら、自分にはスケートしかなかった。自分に出来ることはスケートを滑って、みなさんに感謝を伝えることだと思ったのでサンクスツアーを始めました」と振り返った。

 サンクスツアーを開催することを最初に相談した、マネジャーで姉のタレント・浅田舞(30)にも背中を押してもらったという。「舞も一緒に滑ってくれると言ってくれたので、その最後の一押しで出来ることになりました」と語り、「選手の時ってリンクの上でも生活している上でも、何か一人で頑張っているという感じがあったけど、サンクスツアーを始めてから一人でスケートをしているんじゃないという感覚になりました」と明かす。

 サンクスツアーはどんな場所かと問われると「幸せの場所ですね」と答えた真央さん。「感じたことのない幸せの空気が会場ごとにあふれているのを感じます。選手以上の達成感や喜びって味わえないのかなと思っていたけど、始めてから幸せをたくさんいただいています」と語った。

 そして、「幸せを感じてフィギュアと向き合っているので、ありがとうという思いが強いと思います。今は仲間がいて、自分の思っていることが表現できて。フィギュアスケートがあるから幸せと感じているので、感謝という思いが強いです」と目を輝かせた。

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