紀平梨花、今季世界最高でSP首位。五輪女王のザギトワを上回る

スポーツ報知
女子SPで演技する紀平梨花

◆フィギュアスケート グランプリ(GP)ファイナル ◆6日(カナダ・バンクーバー)

 女子のショートプログラム(SP)が行われ、シニア1年目の紀平梨花(16)=関大KFSC=が今季世界最高の82・51点で首位に立った。平昌五輪のアリーナ・ザギトワ(ロシア)は77・93点で2位。宮原知子(20)=関大=は67・52点で6位、坂本花織(18)=シスメックス=は、70・23点で4位だった。

 紀平が鬼門のSPでついにトリプルアクセル(3回転半)を決めた。紀平はGPシリーズのNHK杯、フランス杯で優勝するも、2試合ともSPでトリプルアクセルを成功できていなかったが、この日は美しく着氷し、残る2本のジャンプも、しっかり降りた。演技後は、力強いガッツポーズ。得点が表示されると、驚いたように目を見開いた。五輪女王のザギトワを4・58点上回り、今季世界最高得点。日本勢では2005年大会の浅田真央以来となるGPデビューシーズンのファイナル優勝が、見えてきている。

 女子フリーは日本時間の9日に行われる。

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