宇野昌磨、17年から6連続2位 ジャンプ7本中4本失敗「自分にちょっとあきれた」

2018年12月9日6時10分  スポーツ報知
  • 2位に終わった宇野(左)(中央は1位のネーサン・チェン、右は3位の車俊煥)

 ◆フィギュアスケートGPファイナル 第2日(7日、バンクーバー・サンダーバードスポーツセンター)

 【7日=高木恵】男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位の宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=はフリーも2位の183・43点、合計275・10点で2年連続2位に終わった。ネーサン・チェン(19)=米国=が282・42点で連覇を達成した。宇野は主要国際大会で、17年世界選手権から6連続の2位。

 大会直前に突如湧いて出たジャンプへの不安を振り払い、宇野は強い気持ちで跳び続けた。しかし体がついてこない。ジャンプの成功は7本中3本のみ。トップのチェンに1・32点差の逆転圏内で迎えた勝機を、またしてもものにすることができず「自分にちょっとあきれた」。シニア転向1年目の15―16年シーズンから4年連続出場となるGPファイナルで初優勝ならず。主要国際大会は17年世界選手権から6連続の2位に終わった。

 3種類の4回転ジャンプに計4度挑んだが、冒頭のサルコーが3回転扱いとなり、フリップは回転不足を取られた。終盤の得点源となる2つの連続ジャンプでも着氷が乱れた。「1本目を跳んだ後、どうしても力が入ってしまう。いつもと降りる場所が違って、自分を見失った。コンビネーションが課題」。自分へのもどかしさを口にした。

 五輪連覇の羽生結弦(24)=ANA=が右足首負傷のため、昨年に続き不在。唯一の日本勢として期待されていたことは自覚していた。「去年も期待され、今回も結果を求められた試合。それに応えられたらという思いがあったが、このような演技では結果を得られなかった」。0・50点差でチェンに敗れた昨年の悔しさを晴らしたかったが、見えている頂にたどり着けずにいる。

 昨季までは「楽しむ」という言葉を口にすることが多かった。平昌五輪で銀メダルを手にし、立場も考え方も変わった。周囲の期待に応えたいという、メダリストとしての自覚が芽生えた。

 「楽しんでばかりじゃいられない。自分にプレッシャーをかけて、その中でいい演技がしたい。羽生結弦選手が毎回やっているように、プレッシャーに打ち勝って、素晴らしい結果を残して、素晴らしい選手になる。僕もそうならなければいけない」

 ずっと背中を追ってきた王者の強さに近づくために、鍛錬を続けていく。

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