小林陵侑の総合優勝は五輪&世界選手権連覇に匹敵

2019年1月8日6時10分  スポーツ報知
  • 表彰台でガッツポーズをする小林陵(ロイター)

 ジャンプ男子は、オーストリアのビショフスホーフェンでジャンプ週間最終戦(ヒルサイズ=HS142メートル)が行われ、今季個人総合首位の小林陵侑(22)=土屋ホーム=が135メートル、137・5メートルの合計282・1点で優勝。日本人初、史上3人目となる4戦全勝での総合優勝を飾った。

 年末年始の8日間で繰り広げられるジャンプ週間は、スペクタクルなお祭りのようなイベントだ。もちろん、欧州ではW杯自体も大いに盛り上がるが、この4連戦はさらにヒートアップする。

 予選を含めて十数万人の観客が詰めかけ、その多くがビールやホットワインを飲みながらハイテンションで応援。ドイツ語で引っ張る=もっと遠くへ―を意味する「ツィー!」の掛け声の中、選手が大群衆に向かって飛んでいく光景は、圧巻の一言だ。

 W杯より歴史が古く、1953年から始まった伝統の大会。ヒルサイズも形状も違う4つのジャンプ台を完全制覇するのは極めて難しい。長野五輪シーズンの97―98年大会。五輪金メダルを取った、あの船木でも4連勝を逃したのを現地取材で目の当たりにして実感した。

 だからこその名誉であり、過去には総額約1億円の賞金が設定されたことも。欧州勢が目の色を変えて挑むのも当然だ。ジャンプ週間グランドスラム。その価値は、五輪と世界選手権を連覇するようなものだろう。(北海道支局長・石井 睦)

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