高梨沙羅 3年ぶり地元Vへ予選2位通過も自分に辛口「理想とは程遠い」

スポーツ報知
公式練習に臨んだ高梨選手

 スキージャンプ女子W杯札幌大会(12~13日、札幌・大倉山ジャンプ競技場=HS137メートル)の予選が11日行われ、18年平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(クラレ)は119・5メートルを飛び、121・0点で2位通過した。首位だった平昌五輪女王のマーレン・ルンビ(ノルウェー)とは16・2点差。課題の助走姿勢に手応えが得られなかったこともあり「修正はしていけているけど、全然間に合っていない。理想には程遠い」と辛口だった。

 女子W杯が大倉山で開催されるのは初めて。海外勢がラージヒルの台の感触を慎重に確かめる中「札幌でずっと飛んできたジャンプ台。これまでも大倉山では男子のW杯が行われていて、自分も昔から見に来て力をもらって、自分も頑張ろうと思ってきた」。刺激を受けてきたジャンプ台で、今季初勝利をつかみたいところだ。

 男女を通じW杯歴代単独最多55勝を挙げている沙羅は、16年に国内4戦全勝を飾って以降、日本開催のW杯では優勝から遠ざかっている。3年ぶりの地元Vへ「結果を残せるように頑張っていきたい」と静かに闘志を高めていた。

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