高梨沙羅、2位!不調脱出の一歩

スポーツ報知

◆W杯スキー ジャンプ蔵王大会(18日、山形市クラレ蔵王シャンツェ)

 ノルディックスキーW杯のジャンプ女子蔵王大会は18日、山形市クラレ蔵王シャンツェ(ヒルサイズ=HS102メートル)で個人第8戦が行われ、高梨沙羅(クラレ)は92メートル、94メートルの合計203・5点で2位となり、今季4度目の表彰台に立った。ダニエラ・イラシュコ(オーストリア)が205・2点で、今季2勝目となる通算15勝目を挙げた。伊藤有希(土屋ホーム)は9位、岩渕香里(北野建設)は15位、勢藤優花(北海道ハイテクAC)は19位だった。

 高梨が3戦ぶりに表彰台に戻ってきた。めまぐるしく風が変わる難しい条件下で、92メートル、94メートルと2回とも、まずまずの飛躍をそろえ、今季4度目の表彰台は今季の自己最高に並ぶ2位。「あまり調子は良くないけど一歩ずつでも前進していけるように、この後も切り替えて頑張りたい」と、大声援に手を振って応えた。

 13日までの札幌大会では11位と8位。イメージとジャンプがかみ合わず、苦しんだが、わずかな期間で助走の修正に取り組むなど、試行錯誤した。「少しずつでも自分に合うものを見つけられているのかなと思えるジャンプだった」。不振脱出のきっかけとなるか。

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